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[経営論]誰をバスに乗せるか?ビジョナリーカンパニー2

数か月前に読んだ本ですが、勉強になったので書評的な記事を書いておきます。

副題が「飛躍の時」なので、会社をどうやって大きくするのかを過去のデータを照らし合わせて、答えを導き出しているので信憑性がありますね

内容をまとめると大体以下になります。

①第五水準の経営者

仕事をする人には第一から第五まであると定義出来るそうです。
第一水準:有能な個人、第二水準:組織に寄与する個人、第三水準:有能な管理者、第四水準:有能な経営者

第四が俺についてこいタイプのリーダーで、第五水準になると

内気、もの静か、謙虚なのだけど鉄の意思を持ち、野心はあくまで会社のために
本の中で「個人としての謙虚と職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる」と言っています。

第四水準の経営者の定義は大成功した場合、大豪邸に住み、自家用ジェットを持ち、別荘を持つ私たちが良く知っている有名なカリスマ経営者はこれにあたりますね。
本の中では第四水準の経営者が退任した場合、その企業が衰退していくそうです。

第五水準の経営者はとても質素

「第五水準の指導者は、自尊心の対象を自分自身にではなく、偉大な企業を作るという大きな目標に向けている。
我や欲がないのではない。それどころか、信じがたいほど大きな野心を持っているのだか、その野心はなによりも組織に向けられていて、自分自身には向けられていない」

とありました。

要約すると、誰よりも我の強さと押しの強さが必要ということになるのでしょうね。それに加え、第五水準の経営者はとても質素な生活をしているそうです。
これは、野心が自分のためではなく会社のために向けられてる事を意味していると思います。

後継者選びも徹底しています。第四水準の場合、後継者は自分より弱い人間を選ぶ傾向にあるそうですが、第五水準の場合、徹底して自分より優秀でなおかつ会社の発展に繋がるかを最優先にするそうです。

第五水準の経営者は自分たちの報酬に一番厳しく厳格な評価をしているそうです。

第四水準の経営者は自分たちの報酬を聖域としてることが多いそうです。

②誰をバスに乗せるか

もし第五水準の経営者が見つかった場合、その下につく徹底して優秀な人材を誰にするのかを決める、それと同時に不適切な人材を排除することも徹底するそうです。
優秀な人材の基準は、専門性の高さより性格や気質を基準に選んでる事が多い
意外だったのが普通であればまず、経営者は経営ビジョン示しそこに向かって進んでくイメージだったのですが、
まず、誰をバス(会社)に乗せるかを決めて、その後に経営ビジョンを決める。

人材を適材適所に配置する前に事業を拡大すると、事業は衰退するそうです。

「何をすべきか」ではなく「誰を選ぶか」を優先させると何がおこるのか?

1 – 優秀で適切な人材なので、会社の方向が変わっても対処しやすく問題が起こりにくい。

2 – 優秀で適切な人材なので、管理などの問題がほとんどない

3 – 万が一不適切な人材がいると、企業として正しい行動ができない。

③ストックデールの逆説と針鼠の概念

人材の配置が出来たら、自社が世界一になれる強みを見つける作業に入ります。これは相当な勇気と根気がいるようです。

これにはベトナム戦争時に7年間捕虜となった軍人の中で最高位だったジェームズ・ボンド・ストックデールという人が部下を励ました行動や言動を引用して説明しています。

必ず生きて帰国できると信じて部下全員を励まし、日々の行動規範を決めて生き抜く指導を具体的にし続け、無事大勢の部下を帰還させました。

ストックデールの逆説
「最後にはかならず勝つという確信、これを失ってはいけない。
だがこの確信と、それがどんなものであれ、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視する規律とを混同してはいけない」

ただこれは命がけの覚悟がいると考えれます。なぜならストックデールは

1973年2月12日、ストックデールは戦争捕虜から解放された。肩は関節窩から捻じ曲げられ、怒り狂った村民と拷問によって脚はボロボロにされ、背骨も折れていたが、彼はついに屈服しなかった。

とあるように目的は達成しても、失うものが多ければあまり意味がないとも思います。もちろん経営は国同士の戦争ではないので、単純に比較できないと思いますが、ビジョナリーカンパニーでストックデールを持ち出しているのを見ると想像を絶する忍耐力と行動力が必要になると思います。

「どんな困難にも必ず勝てると確信する」こと、そして「極めて厳しい現実を直視する」ことが偉大な企業に共通

狐と針鼠

狐は賢いのであれこれ考えて様々な行動をしますが、針鼠はたった一つまるくなることで、誰も針鼠を攻撃することができません。賢い狐より絶対的な武器を持ってる針鼠の方が強いと解釈できます。

一つでいいので誰にも負けない武器を見つける、これが強い会社には必要だと本で語っているように思います。

飛躍する企業は狐のようにいろんなことに手を出しません。シンプルに自社の最大の強みを磨いていく、これを継続していくことである分野で世界一になれるとありました。

何より大切なのが三つの円

情熱を持って取り組めるもの
自社が世界一になれる分野(ニッチであってもよい)
経済的原動力になるもの

ビジョナリーカンパニー2のまとめ

第五水準の経営者を見つけることまたは自分がなる事
誰をバス(会社)に乗せるか、誰を下すか決める
ストックデールのように、厳しい現実を直視して、あきらめない事
持続可能でNo.1を取れる戦略を立てて、針鼠の概念で継続する事

他にもいくつかの取り組みや概念が本に書かれていたのですが、気になったのは、上の四つです。

細かな所で納得できない記述もあったのですが、大まかに考えれば「そうなるよね」と思える本でした。

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